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Ryzen3700Xに大手裏剣 参を装着してみた(ベンチマーク編)

Ryzen3700Xに大手裏剣 参を装着してみた(装着手順編) - ドナドナされるプログラマのメモ の続き。

Wraith Prismから換装する前と後で、色々とどう変わったか調べてみた。なにしろ、サイズがちっこいので冷却能力が足りるか不安なので。

冷却性能のベンチマーク

ベンチマーク内容:CPUの負荷およびPrecision Boost Overdriveの有無により、ファン回転数とCPU温度がどう変わるかを調べる。CPUの負荷はBOINCを使って100%としている。

 表 ベンチマーク結果

  Default Precision Boost Overdrive
  負荷0~2% 負荷100% 負荷0~2% 負荷100%
  Wraith
Prism
大手裏剣
Wraith
Prism
大手裏剣
Wraith
Prism
大手裏剣
Wraith
Prism
大手裏剣
最大クロック
(MHz)
(655) (896) 3781 3780 (707) (784) 3942 3902
CPU温度
(℃)
42.62 39.4 81.38 81.45 44.22 43.82 95 95.01
IC全体の発熱
PPT (W)
29.04 31.68 88 88 28.8 35.32 113.6 109.3
ファン回転数
(RPM)
2170 1173 2947 1713 取得し忘れ 1200 2934 1708
Precision Boost Overdriveを有効にし、負荷を100%としたときのPPTに若干の違いが出た。懸念したとおり、WraithPrismと比べるとわずかに冷却能力が低いようだ。そのため、大手裏剣 参はCPUの定格を超えて使う人には向かないと思われる。一方、定格で使う分には全く問題なく、低いファン回転数による静かな環境を構築できる。

音のベンチマーク


CPU冷却ファンの音を比べてみた:WraithPrism VS 大手裏剣参

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