先日導入したRyzen 5800XのTDPは105Wと、それまで使っていたRyzen 3700Xの65Wの1.6倍以上の最大消費電力となる。そのため、CPUクーラーとしてそれまで使っていた大手裏剣 参ではパワー不足だと思いWraith PRISMを装着していたのだが。やはり、うるさい。また、負荷テスト中は90℃ちょうどになってしまうなど、冷却能力不足を感じるシーンもあった。そこで、冷却能力の向上と静音化を図ることにした。
冷却能力の向上や静音化といえば水冷だ。しかし、自分のPCにはラジエータを取り付けるスペースがなかったため却下。120mmファン1台構成の水冷なら取り付け可能だが、そんなのは120mmファン1台構成の空冷と冷却性能・静音性ともに大差がなく無意味だ。ということで、120mmファン2台構成の空冷CPUクーラーを取り付けることにした。
色々比較検討し、サイスの忍者五を選定した。空冷において、大きさとファン口径、ファン台数は正義なのである!もっとも、忍者五ほど大きいとPCケースへの収まりも不安なので事前に収まるかの検討もしっかりやったけど。
今回は換装手順の説明は省略。だいたい大手裏剣 参と同じである。で、換装後のPCケースはこんなかんじ。程よく収まっている。
そして、音量がどう変化するかを比較してみた。計測位置はPCケース側面から10cmほど離れた場所。計測可能にするため30dBのマイクブーストを追加。録音データのdB計測はAudacityを使用。およそ5dBほど音量が減り、かつCPU温度が5℃ほど下がった。
-5dBといってもわかりにくいと思ったので、比較動画を作成した。再生時は音量を大きめにしてください。
以下、比較結果の表。