F.A.R.L (Fully Automated Rail Layer)の使い方
今回、付近の探索と岩石・木の伐採を兼ねてF.A.R.L.をブルドーザーモードで使用した。F.A.R.LはFactorioのMODの一つで、自動で線路及び付帯設備を敷設し、またその際に障害物を自動で撤去してくれる車両である。
F.A.R.L.1両+貨車という編成なら線路および付帯設備の自動敷設を、F.A.R.L.2両+貨車という編成なら線路を敷設せずに障害物だけを除去するブルドーザーモードとなる。
このセーブデータでF.A.R.L.を使うのは初めてなので、まず初期設定する。設定画面は右上の歯車アイコンを押すと出てくる。
F.A.R.L.ではどのように線路や付帯設備を置くか、建設計画を使って指定する。建設計画の雛形は、"Create blueprint for"のVertical (垂直)およびDiagonal(対角線)から入手できる。入手するには、空の建設計画を持った状態でVerticalまたはDiagonalボタンをクリックする。
雛形は複線で信号や送電線、防御壁、そしてコンクリートが敷き詰められた状態となっている。送電線や信号は、実際の敷設時には適切な間隔をあけて設置される。信号は右側の線路と左側の線路を区別するため、それぞれ列車用信号と連動式列車用信号を使い分ける。なお、信号の間隔は別の場所で指定する。デフォルトは5両分の間隔となる。
さて、今回はブルドーザーモードにより線路は敷設しないで障害物のみを撤去しながら走りたい。このデフォルトの建設計画でもそれは実現可能だが、撤去される障害物の範囲がとても狭く、広範囲を撤去しようとすると大変である。撤去される範囲は建設計画の範囲で決まるので、広範囲を撤去したいならば広い建設計画を作れば良い。たとえば、こんなかんじ。
両端に木製チェストを置くことで幅を確保している。木製チェストは実際には置かれないので問題ない。なお、F.A.R.L.はプレイヤーが設置した施設も除去してしまうので注意すること。
このようにして出来上がった建設計画をF.A.R.L.に読み込ませるには、建設計画を持った状態で"Read"ボタンをクリックする。建設計画には垂直と対角の2種類があるが、いずれもこのボタン1つで読み込む。
読み込んだらSave Settingsをクリックして設定を保存し、さっそく試す。
さっそくブルドーザーモードを試す。ブルドーザーモードとするには、Bulldozerにチェックを入れる。
これにより、F.A.R.L.は自分の前に線路を敷設し、自分の後ろの線路を撤去するようになる。このように、一旦線路は敷設するため、ある程度の線路を貨車に入れておく必要がある。
F.A.R.L.を動かすには、通常の鉄道と同様にWASDキーを使う。また、Wキーを押しっぱなしにするCruiseというモードもある。
その他、設定可能な項目について。
- 設定画面の"Collect wood/stone"にチェックを入れると、伐採した木や石は貨車に積み込まれる。
- 設定画面の"Drop wood/stone when full"にチェックを入れた場合、あふれると周辺の地面に落とす。
- Bridge waterにチェクを入れて埋立地を貨車に入れると、水を自動で埋め立てる。
- 崖用の爆薬を貨車に入れ、設定画面の"Remove cliffs"にチェックを入れると、崖の自動破壊もしてくれる。
- 設定画面の"Distance between rail signals"には信号間の距離を設定する。デフォルトは15で車両5両分となっている。
- 設定画面にて、設置するレールの種類を指定できる。S.E.では宇宙用のレールもあるため、このような設定があると助かる。
また、使用するレイアウトを切り替えることができる。広範囲の除去をするブルドーザー用レイアウトと、必要最小限のみ除去する線路敷設用レイアウトとを切り替える場合などに便利。"S"をクリックすると現在の設定を保存し、"L"をクリックするとその設定を読み出す。
以上でF.A.R.L.の説明を終わる。
今日はここまで。