ドナドナされるプログラマのメモ

Windows用アプリのプログラミングメモ

ASUS ZenFone Max Plus (M1) を楽天モバイルで使えるようにする手順

ASUS ZenFone Max Plus (M1) ASUS_X018D を楽天モバイルで使用可能にできたので、メモ。各項目の具体的な画面は、他サイトを参照してください。

  1. スマホの電源を切り、楽天モバイルのSIMをSIM1のスロットに設置する(2でも行けるかも、未検証)
  2. スマホを起動し、設定の「もっと見る」をタップする。
  3. モバイルネットワーク をタップする。
  4. SIM1 のアクセスポイント名をタップする。
  5. APN画面右上にある+マークをタップする。
  6. アクセスポイントを編集する。
    名前:適当な名前(rakuten等)を設定。
    APN:rakuten.jp
    APNタイプ:default,supl,tether
    APNプロトコルIPv4/IPv6
    APNローミングプロトコルIPV4/IPv6
    ユーザー名等は空欄のままでOK。
  7. 右上の...をタップし保存する。
  8. 開発者モードを有効にする(やりかたはぐぐってください)
  9. 開発者向けオプションをONにする。
  10. 標準の電話アプリで「*#*#3646633#*#*」に電話を掛ける(これによりエンジニアリングモードに入る)
  11. Network Selecting よりSIM1を選択、LTE onlyを選択する。
    なお、*#*#4636#*#*でも同様の設定ができるが、そちらは時々Autoに自動リセットされてしまうので不可。
  12. ここの時点で、電波を受信可能になっているはず。必要に応じ、開発者向けオプションをOffにする。
  13. 以上。

 

HP Photosmart B110シリーズのスキャナがWindows11で認識できなかったのを解決

Windows10からWindows11にアップグレード後、HPのPhotosmart B110に搭載されたスキャナが認識されず。厳密には、デバイスマネージャー上ではスキャナとして認識されているんだけど、デバイスのプロパティを開くと「追加のインストールが必要です」なんて表示されている。でも、HPのページに行ってもダウンロードできるデバイスドライバなんて無い。

そこで、ダメ元でHP公式から診断ソフト HP Print and Scan Doctorをダウンロードして実行してみた。そしたら、そいつがドライバを持っていたのかスキャナが無事動作。問題解決した。

WindowsXp SP2に.net 4.0をインストールする手順

諸般の事情によりVMWare上のWindowsXp SP2に.net Framework 4.0を入れる必要が生じたのだが、リンク切れが多く手間取ったのでメモ。

Daemon Tools Lite 11はWindowsXpにはインストールできない

諸般の事情によりVMWare上のWindowsXp SP2にDaemon Tools Liteを入れることになったのだが、現在の最新版であるDaemon Tools Lite11はWindowsVista以降でしか使えない.net Framework 4.7.2が必須なので使えない。以下、これがわかるまでのメモ。

.net Framework 4.7.2の入手方法

.net Framework 4.7.2はマイクロソフトから入手できなくなっているので、Wayback Machineで入手する。検索すべきURLは以下。
https://download.microsoft.com/download/6/E/4/6E48E8AB-DC00-419E-9704-06DD46E5F81D/NDP472-KB4054530-x86-x64-AllOS-ENU.exe

つまずいた点

.net Framework 4.7.2を実行しようとすると「プロシージャ エントリ ポイント EventUnregister がダイナミック リンク ライブラリ ADVAPI32.dll から見つかりませんでした。」と文句を言われる。調べてみると、どうやらこのエントリポイントはWindowsVista以降で追加されたもののようだ。つまり、WindowsXpでは使えない。念の為Microsoft.net Framework 4.7.2の対応OS一覧を見ると、たしかにVista以降になっていた。残念。

OMRONのカロリーメーター Calori Scan HJA-400を分解してみた

親が使っていたらしいオムロンのカロリーメーター Calori Scan HJA-400を分解してみた。

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OMRONのカロリーメーター Calori Scan HJA-400 表

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Calori Scan HJA-400 裏

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Calori Scan HJA-400を3枚におろしたところ

へえ、メインマイコンエプソン製か。C17V0510K G16090173との刻印があるけど、ぐぐっても見つけられなかった。

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Calori Scan HJA-400 基板 裏

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Calori Scan HJA-400 基板 表(液晶つき)

基板の表はテストピンだらけである。

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Calori Scan HJA-400 基板 表

以上。

プロジェクトウィングマン Stage 5 誤記誤訳メモ

Stage 5 敗北のサイレンのブリーフィングで、

「独立軍司令部は、反乱軍の援軍が到着する前に、ちょうどいいタイミングで彼らに国内の重要地域を制圧させ、防衛線を引いて維持させるように計画した。」という文が出てくる。でも、これなんか変。反乱軍の援軍が到着する前ってどういうこと?到着するのは連邦の援軍のはずだが。そこで、気合で原文をリスニングしてみた。

Independent Force command planned this rebellion to have been timely enough to seize, hold, and place defensive positions in key territories within the country before their reinforcements came.

あー。これ、「独立軍司令部はこの反抗が彼らの援軍が到着する前までに国内の重要地域を制圧・維持し防衛線を引くのにちょうどいいタイミングとなるように計画した。」が正しい訳じゃないかな。

あと、このストーリーでは誤記もある。

例えば、

連邦司令部: 確認した。空に山ほど傭兵IFFがある。登録されていないものいるが。

「いないものいるが」ってなんだw

連邦のパイロット: こちらサーフサイド3。あの傭兵どもは何だ?予想以上にでごわいぞ。

でごわいぞ~

それにしても、「直」のフォントがf:id:donadonasan:20210829183343p:plainってなってるのが気になってしょうがない。

 

電動ローター制御なヘリコプターの開発

ヘリコプターは、適切な飛行姿勢を作り出すためにそのローターブレードの角度を回転角度に応じて変化させている。すなわち、前傾姿勢になりたければ、ブレードが前方に位置したときには揚力が減る角度とし、ブレードが後方に位置したときには増える角度とする。これを実現するため、ヘリコプターのローター部分は回転力を伝えるメインマストと、ローターとともに回転しつつローターの角度を制御するリンク機構、そしてリンク機構の角度を作り出すスワッシュプレートから成る。

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前傾姿勢を取るAH-1ヘリコプター。太いメインマストと細い2本のリンク機構が見える。前傾姿勢を取るために後方に位置するローターの角度を大きくしており、太く見える。Wikipediaより。


この方式は長年使われてきたが、ローター角度がスワッシュプレートだけで決まるために角度制御の自由度が少なく、振動抑制や効率改善に限界があった。この限界を打破すべくシコルスキー社がZFL社と共同で開発しているのが個別ブレード制御による電動ローター制御システムである。これについてdSPACEマガジン2/2020のpp. 14-19に記事があったので、かんたんに紹介する。以下、画像は全て同記事からのものである。また、詳しい内容は同記事を参照のこと。

何が良くなるか

スワッシュプレートはシンプルだが、シンプルゆえにローターの位置とローター角度の関係は単純なものに制限された。スワッシュプレートを廃してブレード角度を個別に電動制御できるようになると、以下が実現できる。

  • 放射雑音の低減
  • 効率UP (ローターの出力要件削減)
  • 機体振動の削減
  • 特定ブレードに欠陥が生じた場合のリカバリ
  • 地上共振(洗濯物が偏った洗濯機のように、地上でローターがガタガタしてしまう現象)の抑制
  • (他に油圧制御システムがなければ)可燃性の高い油圧系統の撤廃

何が課題か

シンプルで、機構が壊れていなければ確実に動作するスワッシュプレートと異なり、電動ローター制御システムは以下の課題がある。

  • センサや制御回路、アクチュエータの故障耐性確保
  • アクチュエータの出力確保
  • システムの軽量化

記事ではシステム構成と故障耐性確保、評価に使ったdSPACEシステム構成について触れられていた。以下、システム構成と故障耐性確保方法について簡単に触れる。

LIBRASローターハブ

従来のローターハブに存在したスワッシュプレートやプッシュロッド等にかわり、ブレードルートアクチュエータやパワーエレクトロニクス系を搭載する。

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回転フレーム側には電気機械式アクチュエータ(EMA)やアクチュエータ出力制御ユニット(APCU)、ロータ方位角センサ、データ取得システムを搭載する。

非回転フレーム側、つまり機体側には飛行制御コンピュータやパイロット制御コンソール、高調波コントローラ等を搭載する。テストベンチではこれに加えゲート検証システムやテスト制御コンピュータ、電源等を用意する。

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センサやアクチュエータ、制御系は3重系となっており、回転フレーム側と非回転フレーム側の接点は3重冗長スリップリングとなっている。

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本文では言及が無かったが、ローターが4枚あるにも関わらず基板は3分割となっていた。このことから、配線は面倒になるが4ローター分の制御回路を1基板にまとめ、それを3重系ぶん用意したものと思われる。これは恐らく、異物衝突やローター破損により物理的ダメージを負う基板の破損箇所を局在化し、3重系をうまく冗長的に動かすためと思われる。

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現状と今後の予定

コンポーネントレベルの開発は完了済み、サブシステムレベルの開発は完了間近でシステムレベルの開発は開始済みの模様。p.14-15には風洞試験の準備中と思われる写真も掲載されていた。